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他社UTMとの違い
ForceUTMは、ルーターとスイッチの間の配線に挿す透過型のUTMです(IPアドレスを持たず、多くの環境で既存のIPアドレス体系を変えずに追加できます)。 中小企業向けの月額サービスで、機器・クラウドポータル・月次レポート・ソフトウェア更新を含みます。 ここでは、検討時によく並べて見られる他社製品との違いを、公開情報にもとづいて並べます。
比べられやすい他社製品
FortiGate
フォーティネット(Fortinet。日本法人はフォーティネットジャパン)/FortiGate 40F / 60F などのエントリーレベル(Branch)モデルを含む次世代ファイアウォール
中小拠点向けの代表的なUTM/NGFW。透過(トランスペアレント)モードで既存ネットワークに追加する使い方も公式が解説しています。
- 設置方式 ForceUTM: 透過型を前提に、ルーターとスイッチの間へ挿す設計(IPアドレスを持たない)/FortiGate: ルーティングモードに加え、トランスペアレントモード(L2ブリッジとして動作、IPアドレス変更不要)を使える
- 搭載セキュリティ機能 ForceUTM: ファイルスキャン型AVは非搭載。DNS・ドメイン単位の制御とIDS/IPS(検知連動型)が中心/FortiGate: IPS、アンチウイルス、URL/DNSフィルタリング等をFortiGuardのバンドル(ATP/UTP/ENT)で提供
WatchGuard Firebox T45
ウォッチガード・テクノロジー(WatchGuard Technologies)/Firebox Tシリーズ
小規模オフィス・支店向けのテーブルトップ型UTM/NGFW。日本の中小企業向けUTMとして知名度があります。
- 機能の範囲 ForceUTM: ファイルスキャン型AV非搭載。通信を復号せず、ドメイン単位の制御と挙動検知・報告/WatchGuard Firebox T45: AI活用アンチマルウェア、IPS、DNSフィルタリング、クラウドサンドボックス(Total Security Suite対応)を記載
- 設置形態の記載 ForceUTM: ルーターとスイッチの間に挿す透過型と明記/WatchGuard Firebox T45: 当該製品ページにブリッジ/透過設置の記載なし(データシート未確認)
Cisco Meraki MX
シスコシステムズ(Cisco。Cisco Merakiブランド)
クラウド管理型のセキュリティアプライアンス。ForceUTMもクラウドポータルで管理する点が近い製品です。
- 管理と位置づけ ForceUTM: クラウドポータルで稼働状況・通信イベントを確認。ルーターを置き換えない追加機器/Cisco Meraki MX: クラウド管理型のセキュリティ/SD-WANアプライアンス(NGFW、IDS/IPS、URLフィルタリング、マルウェア対策)
YAMAHA UTX100 / UTX200
ヤマハ株式会社(ヤマハネットワーク製品)
国産の小規模/中規模拠点向けUTMアプライアンス。公式にブリッジモード(透過型ファイアウォール)の設定例があります。
- 透過設置 ForceUTM: 透過型を前提とし、IPアドレスを持たない/YAMAHA UTX100 / UTX200: ブリッジモードの設定例あり。ただし上位ルーターのサブネット内のIPアドレスをUTMに設定する前提
比較表
他社の公式ページに記載がなかった項目は「公開情報なし」と書いています。「非対応」という意味ではありません。
| 観点 | ForceUTM | FortiGate | YAMAHA UTX | WatchGuard Firebox T45 |
|---|---|---|---|---|
| 設置の考え方 | ルーターとスイッチの間に挿す透過型(IPアドレスを持たない) | ルーティングモード/透過モードを選択(透過モードはIP変更不要と公式が説明) | ブリッジモードの設定例あり(上位ルーターのサブネットのIPをUTMに設定) | 当該ページに記載なし |
| ファイルスキャン型アンチウイルス | 非搭載 | アンチウイルスを記載 | 公開情報なし(未確認) | AIを活用したアンチマルウェアを記載 |
| 管理 | クラウドポータル+月次日本語レポート | 公開情報なし(本調査では未確認) | 公開情報なし(未確認) | 集中管理コンソール/CLI/Web UI |
| 料金の公開 | 非掲載(個別見積もり) | 製品ページに価格記載なし | 製品一覧ページに価格記載なし | 製品ページに価格記載なし |
ルーター一体型のUTMの内蔵機能で足りる?
ルーター一体型のUTMとの違い
FortiGate や YAMAHA のように、ルーターやファイアウォールにセキュリティ機能を載せた一体型は、機器を1台にまとめられる構成です。 ForceUTMは、ルーターを替えずにルーターとスイッチの間へ挿す透過型で、多くの環境で既存のIPアドレス体系を変えずに追加できます。 ルーターは今のまま、セキュリティ機能とクラウドポータル、月次の日本語レポートを月額で足したい場合に向いています。 一方、機器が1台増えること、ハードウェアバイパスがなく故障時は通信が止まること、ファイルスキャン型アンチウイルスを持たないことは、ご検討の前提としてお伝えします。
比べている製品:
- FortiGate(ルーター兼用で使う構成を含む)(フォーティネット) 公式ページ(外部サイト)
- YAMAHA RTXシリーズ(ギガアクセスVPNルーター)+UTX100/UTX200(ヤマハ株式会社) 公式ページ(外部サイト)
ForceUTMが向いている点
- 既存のルーターを替えずに後付けできる:ForceUTMは既存機器を置き換える製品ではなく、多くの環境で現在のルーターやWi-Fi機器を使い続けられます。ルーターの設定やVPN構成を触らずにセキュリティ機能を足せます。
- ルーターとセキュリティ機能を分けて運用できる:ルーターとForceUTMが別の機器なので、ルーターの更改とセキュリティ機能の更新を別々に進められます。ForceUTMのソフトウェア更新・制御情報の更新は月額に含まれます。
- 通信の記録・見える化をクラウドポータルと月次日本語レポートで受け取れる:遮断・検知・稼働状況をクラウドポータルで確認でき、月次レポートが日本語で届きます。
- 導入前に配線を確認し、設置方法を案内する:導入前に回線・ルーター・配線構成を確認し、設置方法と必要な作業を案内します。構成確認と試験導入(PoC)から始められます。
ForceUTMが不利、または同等とは言えない点
- 機器が1台増えます。ルーター一体型なら1台で済む構成でも、ForceUTMは別機器としてルーターとスイッチの間に置きます。
- ForceUTM 100はハードウェアバイパス非搭載です。故障・電源断・再起動時はインライン回線の通信が停止し、配線が増える分、停止点が1つ増えます。
- ForceUTMにはファイルスキャン型アンチウイルスとアンチスパムがありません。FortiGateはアンチウイルスやURL/DNSフィルタリングを提供しており、機能の範囲は重ならない部分があります。
- IPS(検知連動型)は通信をその場で検査して止める方式ではなく、最初の通信は止まりません。管理者承認制で上位プランのみです。
- 機器コストの直接比較は行いません。ForceUTMは料金を掲載せず個別にお見積もりしており、ルーター一体型とは構成が異なります。
記載の会社名・製品名は、各社の商標または登録商標です。他社製品の情報は各社の公式サイトに基づきます(2026年10月時点)。最新の仕様・価格は各社の公式サイトをご確認ください。